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しびれはどうして起こる?ヒトには【しびれ専用】の神経はない!

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しびれはどうして起こる?ヒトには【しびれ専用】の神経はない!

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です。



今日のブログテーマは、しびれについてです。









しびれは、多くの人が一度は経験したことのある感覚だと思います。たとえば、正座をしていたときや、長い間同じ姿勢でいた後に、足や手が「しびれた」ことがあるかもしれません。この「しびれ」という現象、一体どうして起こるのでしょうか? まず知っておいてほしいのは、「しびれを感じる専用の神経」は存在しないということです。しびれは、特定の「しびれ専用の神経」によって感じられるのではなく、感覚神経が異常な状態になったときに発生する現象です。



しびれの原因と対処法:なぜしびれが起きるのか?



みなさん、正座をしていたら足がしびれてしまったことはありませんか?もしくは、手を長い間机に押し付けていたら、しびれてピリピリした経験はあるかもしれません。しびれは、私たちが日常的に感じることのある感覚ですが、どうして起こるのか不思議に思ったことはないでしょうか。今回は、しびれが起こる原因とその仕組みについて、わかりやすく説明したいと思います。



1. しびれの仕組み

まず、しびれというのは、感覚神経が正しく働かないことで生じる感覚の異常です。神経は、脳や脊髄と体の各部分をつなぐ「電気ケーブル」のようなもので、体の感覚や動きをコントロールしています。この神経が何らかの理由で圧迫されたり、損傷を受けたりすると、正しい信号が送れなくなり、しびれやピリピリとした感覚が生じるのです。

例えば、長時間正座をしていると、膝の下や足の神経や血管が圧迫されます。その結果、神経に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、正常に信号を伝えることができなくなります。これが「しびれ」の原因です。正座をやめて足を伸ばすと、しびれは徐々に治まりますが、これは血流が回復し、神経が再び正常に働き始めるからです。



2. しびれの原因は、神経に栄養を送っている血管の血流の不足が原因に

血流が悪くなることも、しびれの原因になります。血液が体の末端(手や足など)に十分に届かないと、神経や周囲の組織が酸素や栄養不足に陥り、しびれが生じます。正座や手を長時間押し付けていると、血管が圧迫されて血流が悪くなり、しびれが起こるのはこのためです。

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3.筋肉のこわばり(筋筋膜性疼痛症候群: MPS)に起因するしびれ



しびれや痛みの原因は、一般的に言われているような「神経の圧迫」ではなく、筋肉のこわばり(筋筋膜性疼痛症候群: MPS)に起因するとされています。神経が圧迫されるとしびれが発生するというのは、誤解されがちな概念です。神経が圧迫されただけでは、しびれではなく麻痺が生じるのが正確な反応です。神経が強く締め付けられると、痛みやしびれというよりも運動機能の低下が起こるため、神経圧迫がしびれや痛みの直接的な原因ではないと私は考えています。



では、しびれの本当の原因は何かというと、加茂整形外科では筋肉の緊張や痙攣が痛みやしびれを引き起こしていると考えられています。筋肉のこわばりが続くことで、その部位の痛覚が過敏になり、そこから痛みやしびれが広がっていくという悪循環が起こります。この状態を改善するために、アクティベータ・メソッドによる神経関節機能異常(サブラクセーション)への施術や筋肉をほぐす施術が効果的です。



4. しびれはどんなときに起こるのか?

しびれは、いろいろな状況で起こることがあります。以下はその代表的なものです。

姿勢が悪いとき:長時間同じ姿勢を続けると、筋肉が緊張して、血管が圧迫され、しびれが起こります。例えば、脚を組んで座り続けると、脚にしびれが出ることがあります。 圧迫を受ける部位:手根管症候群や坐骨神経痛など、特定の部位で筋肉が血管が圧迫されると、しびれや感覚異常が起こります​





5. しびれが続くときはどうすればいい?

ほとんどの場合、しびれは一時的なものです。例えば、正座をしていた足を伸ばせば、血流が回復し、しびれは数分以内に治ります。しかし、しびれが長期間続く場合や、原因不明でしびれが頻繁に発生する場合は、けんこうカイロプラクティックセンターに来院して下さい。特に、しびれが持続して痛みや麻痺を伴う場合は、筋肉や神経が長時間圧迫されている可能性があり、早めの対処が求められます。



6. しびれを防ぐためには?



しびれを予防するためには、日常生活での姿勢や体の使い方に気をつけることが大切です。

長時間同じ姿勢を避ける:長時間座り続けたり、同じ姿勢を保つことを避け、適度に体を動かすことが大切です。こまめに姿勢を変えたり、立ち上がってストレッチを行ったりすることで、血流が改善され、しびれを予防できます。 手や足を適切に保護する:手首や肘、膝などを使う作業をする場合は、サポーターやクッションを使って、神経への圧力を軽減することが有効です。 正しい姿勢を保つ:座るときや作業をするときは、背筋を伸ばし、手足に無理な負担をかけない姿勢を心がけましょう。



まとめ



正座をしていると、膝や足にある血管や神経が圧迫されます。これによって、血液の流れが一時的に悪くなり、神経が酸素や栄養を十分に受け取れなくなります。その結果、感覚神経がうまく働かなくなり、しびれが発生するのです。座り続ける時間が長ければ長いほど、しびれが強く感じられるでしょう。しびれが治まるのは、姿勢を変えることで血流が回復し、神経が再び正常に働き始めるからです。



けんこうカイロプラクティックセンターのアプローチ方法



けんこうカイロプラクティックセンターのしびれ治療のアプローチは、主にアクティベータ・メソッドと自律神経のバランス調整を組み合わせた独自の方法です。以下、その治療法について説明します。

1. アクティベータ・メソッド



けんこうカイロプラクティックセンターでは、しびれの原因が神経の圧迫や姿勢のゆがみからくることが多いと考えています。これに対し、アクティベータ・メソッドは、安全で痛みを伴わない治療法として使用されています。アクティベータと呼ばれる特殊な機器を使い、背骨や関節の微調整を行うことで、神経関節機能異常(サブラクセーション)、体全体の神経伝達を正常に戻すことが目的です。この治療法は、手で強い力をかけずに行うため、敏感な部位にも安全に使用でき、特に神経に関するしびれや痛みの治療に効果的とされています。





2. 自律神経バランスの調整

しびれは、神経の圧迫だけではなく、自律神経の乱れによっても引き起こされることがあります。けんこうカイロプラクティックセンターでは、自律神経バランス測定器を用いて、患者の自律神経の状態を評価し、神経の調整を行います。自律神経のバランスを整えることで、血流が改善し、神経機能が正常化され、しびれの原因が改善されることを目指しています。




3. ストレスやライフスタイルの改善への指導

しびれの根本的な原因として、精神的ストレスや生活習慣が関与していることも多くあります。センターでは、カイロプラクティックの施術に加え、ストレス管理や生活習慣の見直しも指導し、身体全体の健康をサポートするアプローチを取っています。





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