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頚部ジストニア・痙性斜頚の症状を和らげ、生活を楽にする方法

電話番号054-221-0125住所

頚部ジストニア・痙性斜頚の症状を和らげ、生活を楽にする方法

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です。



日本各地から頚部ジストニア・痙性斜頚で悩む方が来院されています。今回は、首が勝手に傾く、痛い。病院に行っても改善しない多くのお客さまに情報をお届けするために、ブログを書きます。













首が勝手に傾く、痛い。病院に行っても改善しない…そんな悩みを持つ方へ



頚部ジストニアの症状にはさまざまな原因があります。けんこうカイロプラクティックセンターで改善のサポートができるのは、特にメンタル面が深く関わっている考えられる「心因性ジストニア」 です。

ゴルフ・野球・テニス・卓球などのスポーツではイップスと呼ばれている症状も、心因性ジストニアです。また楽器演奏者(演奏時のジストニア)・文筆家の書痙(しょけい)も心因性ジストニアになります。

スポーツでも日常動作でも、このタイプのジストニアは、常に症状が出るわけではなく、症状が緩和している時と、悪化している時があるという特徴があります。



頚部ジストニア・痙性斜頚では、朝礼や商談で人前に立った時にかかる心理的なストレス、あるいはある動作や姿勢で症状が起こることがあります。

当センターでは、30代の男性ですが、コンビニなどでお財布を空けるときに、首が右に向いてしまうケースもあります。

YouTubeに動画をアップしています。この男性が頚部ジストニアを回復した過程を小説風に書いて下さった方々が、多く来院されるようになりました。



Screenshot



Amazonで電子書籍が購入できます。



頚部ジストニア・痙性斜頚では、無意識に、脳が誤った動作のプログラムをつくってしまった結果(誤った動作を繰り返しトレーニングしてしまった結果)、勝手に首に動きが出てしまいます。そのため改善には、症状を引き起こしている学習記憶のパターンを見つけ出し、脳に「正しい動き方」を再学習させることが重要になります。



第1章: 頚部ジストニア・痙性斜頚とは?

頚部ジストニア・痙性斜頚とは?

頚部ジストニア(けいぶジストニア) は、首まわりの筋肉が自分の意志とは関係なく過剰に収縮してしまう病気です。

特に首が横に曲がったり、前に倒れたり、後ろに反り返ったりする症状が見られるため、「痙性斜頚(けいせいしゃけい)」 と呼ばれることもあります。 脳から筋肉に出される「動け!」という指令が、本来なら信号機のように赤・青・黄と切り替わってスムーズに働くはずですが、ジストニアでは信号機が誤作動を起こし、青信号のまま筋肉に力が入りっぱなしになってしまうイメージです。



主な症状

首が勝手に傾く・ねじれる・首や肩の強いこり・痛み



頭痛やめまいを伴うこともある



精神的ストレスや人前に出る場面で悪化しやすい

このような症状は、見た目の問題だけでなく、「周囲の目が気になる」「人と会うのがつらい」 という心理的な悩みにもつながります。



発症の仕組み

頚部ジストニアは、脳の「運動を調整する部分」が誤作動を起こし、必要以上に筋肉へ信号を送り続けてしまうことで起こります。まるで、スマートフォンのアプリがバグを起こして、ボタンを押していないのに勝手に動き続ける ような状態です。

ジストニアで悩む方へへのメッセージとして

「首が勝手に動くなんて悪い病気だ」

と考えてしまう方もいますが、脳の器質的な病気ではなく、脳と筋肉の回路に“ミスプログラム”が作り上げられてしまった結果だ ということを理解することが、改善への第一歩になります。



これ以下は、随時更新してアップします。

第2章: 病院での一般的な治療法(ボトックス、薬など)



原因(最新の理解:脳の“ネットワーク障害”)
頚部ジストニア/痙性斜頚(cervical dystonia, CD)は「基底核—小脳—大脳皮質」を結ぶ運動ネットワークの調律不良(可塑性の偏り・感覚運動統合の異常)で起こるのが現在の主流理解です。

オーケストラで各パートは上手くても、指揮(タイミングと抑制)が崩れて全体がよれてしまう感じです。小脳関与のエビデンスも増えており、基底核だけの病気ではありません。

頚部ジストニア/痙性斜頚(cervical dystonia, CD)は「基底核—小脳—大脳皮質」を結ぶ運動ネットワークの調律不良(可塑性の偏り・感覚運動統合の異常)

運動障害における脳の構造と機能の変化:マーカーとその動的変化のナラティブレビュー





わかり易いように説明をします



楽器(筋肉)は正常だが、指揮者(小脳)やリズム隊(大脳基底核)をつなぐ配線が乱れている。



その結果、正しい動きのリズムが伝わらず、「首の傾き・ねじれ」という誤演奏が生じる。











第3章: それでも困っている方へ(補完的ケア、自律神経の視点)



けんこうカイロプラクティックセンターでは、単に筋肉をほぐすのではなく、「脳と神経のバランスを整える」 ことを目的に施術を行っています。

アクティベータ・メソッド



米国で開発された神経科学に基づくカイロプラクティック矯正法で、関節や神経に微細な刺激を与えることで、脳からの運動指令を正常化させます。

力を使わないため、身体への負担が非常に少なく、高齢の方や痛みに敏感な方にも安心して受けていただけます。



自律神経バランス測定



当院では、自律神経バランスを測定できる専用機器を導入しています。 交感神経と副交感神経の働きを可視化し、その日の体調・ストレス度合いを数値で確認できます。

私は、常々、なぜ頚部ジストニア・痙性斜頚は、右や左なのか、何かの規則性がないのか考えていました。



ここに文字か画像


そんな時に、自律神経バランスを左右両方で計測してみると、自律神経バランスの左右差があることに気がつきました。



もしかしたら自律神経バランスが悪化している側に、首が向いてしまうのではないかと仮説を立ててみました。



そうすると自律神経バランスが悪化している方に向いてしまう傾向にあるという規則性がわかってきました。しかし、まだまだ研究中。





第4章: けんこうカイロプラクティックセンターのお客さまの体験談(来院例)









画像のクリックで動画がみられます。

頚部ジストニア・痙性斜頚 YouTube動画





第5章: 日常でできる工夫(ストレスケア、姿勢、簡単な体操)



まとめ: 頚部ジストニア・痙性斜頚の症状を和らげ、生活を楽にする方法はあります。