更年期障害 〜心理学 × カイロプラクティックで考える「回復する力」〜

更年期障害の症状を語るとき、 「ホルモン」「自律神経」「年齢」 といった言葉がよく使われます。

しかし、臨床の現場に立っていると、 それだけでは説明できないケースに何度も出会います。

ストレス耐性とは「我慢強さ」ではない
心理学でいうストレス耐性とは、 単に「我慢できる」「気合で乗り切れる」ことではありません。 それはむしろ、 ストレスを受けても元の状態に戻れる力(回復力) のことを指します。 リワーク学(復職支援の学問)でも重要視されているのが、 ・ストレスに気づけるか ・無理を続けすぎないか ・回復する“余白”を持てているか という点です。 更年期は、この回復力が落ちやすい時期。 だからこそ、心と身体の両面からのケアが必要になります。ジリエンス(Resilience)とは?
リジリエンスとは、
👉 ストレスや困難に直面しても、折れずに回復する力
のことです。
日本語ではよく
• 回復力
• 立ち直る力
• しなやかさ
と訳されます。
前頭前野の役割 〜心のブレーキ〜
ストレス耐性のカギを握るのが、 脳の前頭前野です。 前頭前野は、 • 感情を抑える • 状況を冷静に判断する • 「大丈夫」と自分に言い聞かせる といった、心のブレーキ役を担っています。 ところが、慢性的なストレスや疲労、睡眠不足が続くと、 この前頭前野は真っ先に疲れてしまいます。
心理的ストレスは、必ず身体に現れる
心理学では 「心と身体は別々ではなく、常に相互に影響し合う」 と考えます。 前頭前野が疲れる ↓ 視床下部が過敏になる ↓ 自律神経が乱れる ↓ 動悸・発汗・不眠・疲労感が出る この流れは、更年期障害の症状そのものです。 つまり更年期障害は、 心のストレスが身体症状として現れやすい状態 とも言えます。 ⸻カイロプラクティックが「心」にも作用する理由
ここで疑問に思われるかもしれません。 「背骨を整えることが、なぜ心に関係するのか?」 答えはシンプルです。 カイロプラクティックは、 脳と身体をつなぐ神経の通り道を整える施術だからです。 神経のノイズが減ると、 • 脳への入力情報が整理される • 前頭前野が過剰な処理から解放される • 自律神経が切り替わりやすくなる 結果として、 「理由はないけど落ち着いた」 「気持ちが軽くなった」 という変化が起こります。 これは“気のせい”ではなく、 神経生理学的に説明できる変化です。 ⸻リワーク学(復職支援の学問)で学んだ「回復の本質」
リワーク学(復職支援の学問)で強調されているのは、 「元の状態に戻すこと」ではありません。 大切なのは、 再び壊れにくい状態をつくること。
更年期は「弱くなった」のではない
更年期の不調を感じている方は、 決して弱くなったわけではありません。

まとめ
• ストレス耐性とは「我慢」ではなく「回復力」 • 前頭前野は心のブレーキ役 • 心理的ストレスは必ず身体に影響する • カイロプラクティックは神経を通じて心身をつなぐ • 更年期は立て直しのチャンス

更年期は立て直しのチャンスです。本当にそう思います。
















