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なぜ「仕事」という言葉だけで身体が緊張するのか?脳と自律神経の驚くべき関係

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なぜ「仕事」という言葉だけで身体が緊張するのか?脳と自律神経の驚くべき関係

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です。




神経言語反射とは? ~「言葉」が身体を変える不思議な仕組み~


「言葉を聞いただけで、身体が反応することはありますか?」


この質問をすると、多くの方が「そんなことはないでしょう」と答えます。
しかし、実際には私たちの身体は、言葉や記憶に大きな影響を受けています。
例えば、スマートフォンに緊張する人からLINEが届いた経験はありませんか?

まだメッセージの内容を読んでいないにもかかわらず、通知を見ただけで
「ドキッ」としたり、
心臓がドキドキしたり、
手に汗をかいたり、


そんな経験がある方は少なくないでしょう。


これは文字そのものに反応しているのではありません。


その相手との過去の経験や感情が瞬時に呼び起こされ、自律神経が反応しているのです。

このような「言葉や記憶による身体の反応」を利用した考え方の一つが神経言語反射(Neuro-Linguistic Reflex:NLR)です。


神経言語反射とは?


神経言語反射とは、患者さんに特定の言葉を聞いてもらったり、頭の中で思い浮かべてもらったりしたときに起こる身体の反応を観察する考え方です。


例えば、

* お母さん
* 仕事
* 学校
* 試験
* 特定の人の名前


などの言葉を聞いてもらいます。


すると、ある言葉では筋肉の反応が変わらず、別の言葉では一瞬だけ筋肉の働きが変化することがあります。

これは、その言葉に結び付いた脳内ネットワークが、自律神経や運動制御へ影響した結果と考えられています。

これは、プラスの感情でも同じです



なぜ言葉だけで身体が反応するのか?


私たちの脳では、言葉を聞くと次のような流れが一瞬で起こります。


言葉

記憶

感情

自律神経

筋肉・姿勢・呼吸


つまり、「言葉」は単なる音ではありません。


その言葉に関連した過去の経験や感情が呼び起こされ、その結果として身体が反応しているのです。


例えば、「学校」という言葉を聞いたとします。


学校生活が楽しかった方であれば、安心感や楽しい記憶が思い出されるでしょう。


一方で、いじめや大きな失敗を経験した方では、不安や緊張が瞬時に呼び起こされ、自律神経が反応することがあります。


その結果、筋肉の緊張や姿勢、呼吸の状態が変化する可能性があります。





脳のOSという考え方


私は患者さんに、脳を「コンピューターのOS(オペレーティングシステム)」に例えて説明することがあります。


OSに不具合があると、どんなに性能の良いアプリを入れても、スマートフォンは思うように動きません。


同じように、脳の情報処理が過敏になっている状態では、身体への刺激だけでなく、「言葉」という刺激にも過敏に反応することがあります。


カイロプラクティックでは、この脳への情報入力を整えることを大切に考えています。




その結果、


* 首の動き
* バランス
* 筋力
* 呼吸


などが変化することがあります。


臨床ではどのように活用するのでしょうか?


例えば、慢性的な腰痛がある患者さんに、


「会社」


という言葉を言っていただくと筋肉の反応が変化し、


「休日」


という言葉では反応が安定することがあります。


この場合、「会社」という環境に関連したストレスや緊張が神経系に影響を与えている可能性を考えます。


もちろん、これだけで原因を断定することはありません


神経学的検査や姿勢・動作の評価、問診などと組み合わせながら総合的に判断します。
重要なのは、「身体だけを診る」のではなく、「身体と脳のつながり」を一緒に考えることです。


科学的にはどう考えられているのでしょうか?


現在、多くの研究で、


* ストレスや感情が自律神経に影響すること
* 心理状態が筋肉の緊張や姿勢制御、運動パフォーマンスに影響すること


は支持されています。


まとめ


私たちは「身体」と「心」を別々に考えがちですが、実際には脳を通して密接につながっています。


ある言葉で元気になり、ある言葉で身体が緊張する。


それは決して珍しいことではありません。


神経言語反射は、「言葉」が脳に与える影響を理解し、その結果として身体にどのような変化が起こるのかを考える一つの視点です。


痛みや不調を「筋肉」や「骨格」だけで説明するのではなく、脳・神経・感情・環境まで含めて考えることが、本当の意味で患者さんを理解することにつながると私は考えています。


身体は、脳の状態を映し出す鏡です。



だからこそ、「どこが悪いのか」だけではなく、「なぜ脳がそのような反応をしているのか」という視点を持つことが、より良い健康への第一歩になるのではないでしょうか。



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