トライアスロン選手の約3週間続いている内転筋の痛みの原因は、〇〇〇だった。
こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です
今日は、以前のホームページでブログで紹介した記事をブラッシュアップして掲載します。
2018年に来院されたトライアスロン選手のケースです。
ここ数日、マラソンやトレラン選手と話す機会があり、みなさん故障部位を抱えているということでしたので、ブログをブラッシュアップしたくなった次第です。
30代トライアスロン選手のMさんのケース
いつも来院してくださっているMさんの久しぶりの来院です。 Mさんは、転勤後の忙しい毎日でなかなか来院のタイミングがつかめなかったそうです。 そんな中、右内転筋の痛みが約3週間も続いてしまい、競技にも影響が出て困っていました。❓内転筋ってどこの筋肉かわかりますか?
内転筋は、股関節の内側で足を閉じる動きに関わる重要な筋肉です。 実は、この筋肉にトリガーポイント(筋肉の過緊張部分)ができると、強い痛みが発生することがあります。 しかし、内転筋が痛いからといって、その部位だけを施術しても痛みが改善しないケースがありますそれはなぜでしょう?内転筋の痛みの黒幕を探る!
今回のMさんの痛みの原因を特定するため、神経学検査や理学検査を徹底的に行いました。 その結果、痛みの黒幕が見えてきました。本当に黒幕なんているんですか?他の先生は、そんなこと言っていません。
これはフェイクニュースではなく、本当のことです。
本当の痛みの部位をみつけました
なんと、痛みの原因は「中殿筋」の機能低下だったのです。中殿筋は股関節を外側に動かす筋肉で、内転筋とは反対側の働きを担っています。 この中殿筋が弱っていたことで、バランスを補おうと内転筋に過剰な負担がかかり、痛みを引き起こしていたのでした。 痛みの部位が必ずしも原因ではない、という良い例ですね。施術と結果
中殿筋のトリガーポイントを特定し、アクティベータ・メソッドを用いて施術を行いました。その結果、内転筋の痛みは見事に消失! さらに、長期間痛みの情報を受け取り続けて混乱していた小脳機能もケアしました。これにより、Mさんの運動パフォーマンスがスムーズに戻り、痛みも再発しにくくなるでしょう。 今回のケースは、いつも来院されていたMさんへの施術でしたので、一度の施術でかなりの回復でしたが、初めて来院される方は、ここまで回復するのは、やはり5回ぐらいの施術は必要になると思います。フェイクニュースと痛みの黒幕
身体の痛みには、「フェイクニュース」ともいえる情報が紛れ込むことがあります。痛みの部位ばかりに気を取られると、黒幕を見逃してしまうかもしれません。 だからこそ、徹底した問診と検査で、真の原因を特定することが重要なのです。今回のブログテーマの「〇〇〇」は中殿筋でしたが、皆さんすぐにわかりましたか?。
答えは中殿筋でした。
最後にもう一度質問します: あなたは、痛みの部位のみの施術で満足ですか?