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トレイルランナーの腰痛・椎間板ヘルニア|原因は走ることではなく、ストレスだった ―

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トレイルランナーの腰痛・椎間板ヘルニア|原因は走ることではなく、ストレスだった ―

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥です。



今日のブログは、10年前のブログにみなおしてみました。



【加筆・更新のお知らせ】

【加筆・更新のお知らせ】
この記事はもともと約10年前に執筆した内容をもとにしていますが、その後の臨床経験や最新の研究、そして多くのトレイルランナーの方々をケアしてきた実例を踏まえ、2025年現在の最新の視点で加筆・修正を行いました。

特に、当時あまり注目されていなかった「ストレスと自律神経バランスが痛みに与える影響」について、現在の知見を反映して詳しく解説しています。

10年前と比べて、トレイルランニングの人気も高まり、環境・仕事・ライフスタイルが多様化しています。その中で「走ること」だけではなく、「心と神経のコンディション」を整えることが、ケガや再発を防ぐ大切な鍵になっています。

今回の改訂版では、単なる「腰痛」や「椎間板ヘルニア」の治療を超えて、 『痛みを感じにくい身体を育てる』ための考え方をまとめました。




トレイルランナーの方々が増えている



最近、けんこうカイロプラクティックセンターには、トレイルランナー(山岳マラソン愛好者)の方々が続けて来院されています。お話を伺うと、「よく大会で会うんです」「みんな顔見知りなんですよ」と笑顔で話される方が多く、トレラン仲間のつながりの強さを感じます。

トレイルランニング人口は年々増えており、自然の中を走る爽快感が魅力です。しかしその一方で、「腰痛」や「椎間板ヘルニア」「足の怪我」「足の故障」で悩む方も増えています。





トレイルランナーの歩けなくなるほどの腰痛に

トレイルランナーHさんもその一人でした。2014年3月、突然歩けないほどの腰痛に襲われ、整形外科でMRI検査を受けたところ、「椎間板ヘルニアの疑い」と診断。リハビリを始めたものの、思うような効果は得られませんでした。



その後、鍼治療や整体で一時的に回復するも、再発を繰り返す…。「このままではまた痛くなるかもしれない」そんな不安を抱えながらインターネット検索を続け、当院のホームページを見つけてくださいました。



痛みに対する施術ではなくて、原因に対する施術をして欲しいとのことで来院されました。



椎間板ヘルニア=原因ではない?

多くの医療機関では、「痛みのある部位」に注目して治療を行います。しかし、けんこうカイロプラクティックセンターでは考え方が違います。私たちは、「痛み」そのものではなく、痛みを感じやすい身体や神経の状態に注目します。





Hさんには、初回の問診で当院独自の「原因を見つけるための問診表」に記入していただきました。 その回答から見えてきたのは、職場のストレスでした。




会社の経営者が変わり、勤務体制が大きく変化。慣れない環境への適応が大きな心理的負担となっていたのです。



一般的な問診表には、このように痛みの部位以外に原因をみつけるような質問をありません。けんこうカイロプラクティックセンター独自の問診表です



自律神経バランスを測定した結果

Hさんの自律神経バランスを測定したところ、副交感神経の働きが低下し、 自律神経全体がアンバランスな状態でした。

副交感神経がうまく働かないと、身体は常に緊張状態になります。 結果として「回復力が落ち」「痛みを感じやすい脳の状態」になってしまうのです。 つまり、トレイルランニングそのものが原因ではなく、ストレスによって痛みに敏感になっていたのです。




アクティベータ・メソッドで神経のバランスを整える



施術では、アクティベータ・メソッドを用いて神経関節機能(サブラクセーション)のバランスを整えました。 この方法は、「骨を矯正する」というよりも、 神経が正常に働ける環境を整えることを目的としています。



低振幅・高速の器具による刺激で、関節受容器や筋紡錘、皮膚の感覚受容器に正確な信号を送り、 誤作動している神経のスイッチをリセットしていきます。



施術後に再び自律神経バランスを測定すると、明らかに改善がみられました。Hさんも「体が軽くなった」「呼吸が深くなった」と変化を実感。ストレスによる過緊張がほぐれ、身体が“回復モード”に切り替わった瞬間でした。







上記の測定結果は、現在は、TAS9VIEWという新しい自律神経バランス測定器での計測になっています





トレランをやめないでください

一般的に、痛みがあるとトレランを休んで下さい。と言われるケースが多いです。しかし、私は、反対です。

Hさんにお伝えしたのは、「トレイルランニングをやめる必要はありません」ということ。むしろ、走ること自体が脳の緊張を解き、自律神経を整える効果を持っています



もちろん、痛みが強いときは休息が必要ですが、 身体が回復モードに入ったら、少しずつ自然の中で体を動かすことが、心にも良い刺激となります。





痛みに対する施術ではなく、痛みの原因を特定し痛みの原因を取り除く施術

けんこうカイロプラクティックセンターの施術は、「腰痛を治すこと」よりも、「腰痛が治る身体をつくること」を目的としています。そのため、腰痛のお客さまであっても、首や全身の神経バランスを整えるケアを行います。

身体全体の神経の流れをスムーズにすることで、イネイトインテリジェンス(自然治癒力)が最大限に発揮されます。 ⸻

椎間板ヘルニア・坐骨神経痛でお悩みの方へ

もしあなたが、

✅️レントゲンでヘルニアがあると言われた
✅️薬を飲んでも変わらない
✅️日によって痛みが違う
✅️痛みのある部位しか治療してもらえない
✅️「ズレ」「筋肉の緊張」と言われ続けている







そんな状況で悩んでいるなら、神経のバランスを整えるアプローチをぜひ体験してみてください。



最後に

腰痛や椎間板ヘルニアは、「構造の問題」だけではなく、脳と神経の働きの問題として捉える必要があります。 ストレスや自律神経の乱れが、痛みを長引かせる最大の要因になることもあります。

トレイルランナーの皆さん、走ることをあきらめないでください。 あなたの身体には、まだ“回復する力”が眠っています。 けんこうカイロプラクティックセンターは、その力を引き出すお手伝いをします。



会話風にブログを書くこともできます。