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バスケ選手の腰痛、原因は本当に腰椎分離症?意外な真実に迫る!

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バスケ選手の腰痛、原因は本当に腰椎分離症?意外な真実に迫る!

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です。




今日のブログは、スポーツ障害についてまとめてみました。







ここではまず、TMS(Tension Myositis Syndrome、緊張性筋炎症候群)という単語が重要になりますから、説明を最初にします。




TMS(Tension Myositis Syndrome、緊張性筋炎症候群)とは

心理的ストレスや抑圧された感情が原因となって、身体に痛みや不快感が現れる状態を指します。この理論は、アメリカの医学博士ジョン・E・サーノによって提唱されました。




TMSの主なポイント

心理的原因が主

TMS(緊張性筋炎症候群)の中心的な考え方は、痛みや不快感の原因が身体の構造的な問題(骨や筋肉の損傷)ではなく、心の中のストレスや抑圧された感情によって引き起こされるということです。

痛みの役割

ストレスや感情が体に痛みとして現れる理由は、無意識に抑え込まれた感情(怒り、不安、罪悪感など)を意識しないようにするためだとされています。身体に痛みがあることで、無意識の心がその痛みに集中し、感情を意識しないようにしているのです。

一般的な症状

TMS(緊張性筋炎症候群)は主に慢性的な腰痛、首の痛み、肩の痛みなどの筋肉や関節の痛みとして現れますが、頭痛や胃痛、疲労感などの症状も含まれます。

診断方法

TMS(緊張性筋炎症候群)の診断は、他の医学的な病状(例えばヘルニアや骨折など)を除外することで行われます。MRIやX線検査などで明確な問題が見つからない場合、TMS(緊張性筋炎症候群)が原因とされることがあります。

治療法

TMS(緊張性筋炎症候群)の治療では、まず患者が痛みの原因が心理的なものであることを理解し、その背後にあるストレスや感情に気づくことが重要です。これにより、痛みに対する不安が軽減され、自然に症状が改善することが多いです。また、カウンセリングや心理療法も有効です。

TMS(緊張性筋炎症候群)の例

例えば、腰痛や肩こりで長年悩んでいる人が、実際には仕事や家庭内でのストレスを強く感じている場合、そのストレスが体の特定の部位に緊張をもたらし、痛みとして現れることがあります。このような場合、ストレスの原因に気づき、それに対処することで痛みが軽減することがあります。 TMS(緊張性筋炎症候群)の理論は、心理的要因が身体に及ぼす影響を強調しており、従来の「痛み=身体的な問題」という考え方を見直すきっかけとなりました。





はじめに

多くの中学生アスリートが腰痛に悩まされることがあります。その中でも特に「腰椎分離症」という診断を受けることが少なくありません。しかし、TMSジャパンの考え方を参考にすると、痛みの原因は必ずしも腰の構造的な問題だけではないかもしれないことに気づきます。今回は、中学生の腰痛についてTMSの視点から深く掘り下げ、実際に来院された事例を通してお話しします。

腰椎分離症とは?



腰椎分離症は、スポーツをする若年層に多く見られる腰の状態で、腰椎(背骨の一部)の骨が疲労して亀裂が入ることが特徴です。特にバスケットボールやサッカーなど、腰に負担のかかる動作を繰り返すスポーツで発生しやすいとされています。



しかし、腰椎分離症が直接腰痛を引き起こすとは限りません。多くの医師が、腰の構造的な異常と痛みを関連付けて説明しますが、TMSジャパンはこれとは異なる視点を提唱しています。




TMSの考え方:痛みの真の原因は何か?



「Tension Myositis Syndrome(緊張性筋炎症候群)」は、心のストレスや感情的な緊張が体の痛みを引き起こすという理論です。TMSによると、体に痛みが生じるのは、心の中にある不安やストレスが体に表れるためです。

中学生は、成長や学校生活、部活動など、多くのプレッシャーや期待を感じやすい時期です。そのため、腰痛という形で心身の負担が現れることが少なくないのです。



実際に来院された中学生バスケットボール選手のケース

けんこうカイロプラクティックセンターに、腰椎分離症と診断された中学生のバスケットボール選手が来院しました。彼は毎日の激しい練習の中で、腰に強い痛みを感じるようになり、医師から「腰椎分離症かも」「筋筋膜痛症候群」と診断されました。

しかし、詳しく話を聞いてみると、なかなか思うようなプレーが出来ていないことストレスがあることがわかりました。これらの心理的な要因が、彼の体に強い緊張をもたらし、それが腰痛として現れていたと考えました。実際のストレス検査でも、バスケットボールに反応がありました。

私は、中学3年生なので受験ストレスがあるのではないかとステレオタイプで考えていたのですが、大好きなバスケットボールが原因でした。



アクティベータ・メソッドを使った施術に加え、彼のストレスの背景についても理解を深めるためのカウンセリングを行いました。その結果、彼の腰痛は少しずつ改善して行くことでしょう。



自律神経バランス測定



けんこうカイロプラクティックセンターでは、痛みと自律神経バランスの関係を重要視していますので、必ず自律神経バランス測定を行います。

施術前の自律神経バランス





施術前の自律神経バランス測定結果は、副交感神経が優位でした、このようなケースは、身体の疲れや精神的なストレスがかかっていることが示唆されます。



施術後の自律神経バランス





施術後は適度な交感神経優位の状態になりました。スポーツ選手であれば、副交感神経が有意よりも交感神経が優位の方がいいと思います。



まとめ:腰痛に向き合うために大切なこと



中学生の腰痛や「腰椎分離症」と診断された場合でも、痛みの原因が必ずしも腰の構造的な問題だけでない可能性を考えることが重要です。TMS(緊張性筋炎症候群)の考え方を取り入れることで、痛みの真の原因にアプローチし、心と体のバランスを整えることができるのです。

もし、お子さんが腰痛に苦しんでいる場合、単なる治療だけでなく、心理的な要因や生活全体を見直すことも重要です。痛みの背後にあるストレスや緊張を理解し、適切に対処することで、長期的な改善が期待できます。。