不妊・不育と血流の関係〜自律神経のバランスを整える重要性〜

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター　岩崎久弥です。

1 不妊と血流の関係
2 ストレスが血流を悪くする？〜自律神経の影響〜
3 不妊の原因は女性だけじゃない
4 一日でも早く「負のスパイラル」から抜け出してほしい。
5 まとめ

静岡には、不妊治療を専門とするクリニックがいくつもあり、そこには名医と呼ばれる先生方がいらっしゃいます。クリニックの前を通ると、多くの車が停まっている光景が目に入ります。そのたびに、「こんなにも多くの方が不妊・不育で悩んでいるのだな…」と実感します。

けんこうカイロプラクティックセンターにも、不妊や不育に悩む方が来院されます。「なぜカイロプラクティックに？」と疑問に思う方も多いかもしれません。カイロプラクティックというと、「整体」と同じようなイメージを持たれることが多いですが、当院の大きな特徴は「自律神経バランス測定ができ、Doctor Of Chiropractic(D.C.)の資格を持つ院長がいる」という点にあります。

実は自律神経のバランスと不妊・不育には深い関係があります。

不妊と血流の関係

不妊の原因はさまざまですが、その中でも「血流の悪さ」は大きな要因のひとつです。人間の体は、血液によって酸素や栄養を全身に運びます。当然、子宮や卵巣も血液の流れに大きく影響を受けるのです。

この関係を「畑と川の流れ」にたとえてみましょう。 ✅️子宮は畑です。 ✅️血流は川の流れです。

畑にしっかりと水が行き届いていれば、作物は元気に育ちます。しかし、水が少なかったり、汚れていたりすると、作物は元気に育ちません。子宮も同じです。

新鮮な血液がしっかりと流れている子宮では、受精卵が着床しやすく、胎児も健やかに育つ環境が整います。しかし、血流が悪いと、子宮の環境が整わず、妊娠しにくくなったり、流産のリスクが高まったりします。

この考え方は、古代エジプトにも通じるものがあります。「エジプトはナイルの賜物」という言葉をご存じでしょうか？

これは、古代ギリシャの歴史家ヘロドトスが残した言葉で、ナイル川が運ぶ肥沃な土壌のおかげで、エジプト文明が発展したことを意味しています。ナイル川の水がなければ、エジプトの繁栄はなかったのです。

同じように、子宮にも豊かな血流（ナイル川）が必要です。しっかりと栄養と酸素が届くことで、赤ちゃんを迎える準備が整います。

ストレスが血流を悪くする？〜自律神経の影響〜

血流を悪くする大きな原因のひとつがストレスです。

ストレスが続くと交感神経が優位になります。交感神経は、活動するときに活発になる神経で、「戦うためのモード」に体を変えます。交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮し、血流が悪くなるのです。

つまり、ストレスが続くと、子宮や卵巣へ送られる血液が減少するということ。これは不妊や不育の大きな原因になり得ます。

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また、不妊や不育に悩む患者さんは、精神的なストレスを抱えていることが多く、それがさらに自律神経のバランスを乱す「負のスパイラル」を引き起こします。

不妊の原因は女性だけじゃない

不妊・不育の原因は女性だけにあるわけではありません。男性側に問題があるケースも多く、実際に当院に来院された患者さんの中には、ご主人に精子の数が少ない、または無精子症の問題があったという方もいました。

しかし、現実として「女性の責任」と考えられる風潮がまだ根強く、女性が一人で悩み、プレッシャーを感じてしまうことが少なくありません。

このプレッシャーがさらなるストレスを生み、結果的に自律神経の乱れ → 血流の悪化 → 妊娠しにくい環境を作ってしまうのです。

負のスパイラルから抜け出すために

一日でも早く「負のスパイラル」から抜け出してほしい。

そのために、まず自律神経のバランスを知ることが大切です。けんこうカイロプラクティックセンターでは、自律神経バランス測定を行い、今の状態を「見える化」することができます。

✔ ストレスが強く、交感神経が優位になっていないか？ ✔ 血流の流れが悪くなっていないか？ ✔ 副交感神経がうまく働き、リラックスできているか？

これらをチェックすることで、不妊や不育の根本的な原因を見つけ、改善の糸口を探していきます。