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なぜ更年期障害になる人とならない人がいるのか② 〜カイロプラクティックと神経学の視点から〜

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なぜ更年期障害になる人とならない人がいるのか② 〜カイロプラクティックと神経学の視点から〜

おはようございます。 けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です。



前回、なぜ更年期障害になる人とならない人がいるのか 〜カイロプラクティックと神経学の視点から〜というブログを書いたところ、いつもよりかなり多くの方が見て下さったようです。ありがとうございました。

今回は、そのつづきです。







なぜ更年期障害になる人とならない人がいるのか② 〜カイロプラクティックと神経学の視点から〜



前回は、「同じ年齢でも更年期障害が出る人と出ない人がいるのはなぜか?」という疑問から、ホルモンの乱れだけでは説明できない身体全体のバランスについてお話ししました。

今回は、カイロプラクティックと神経学の視点から、もう少し深く掘り下げていきましょう。



自律神経が“アクセルとブレーキ”なら、更年期は「ギアチェンジの時期」

自律神経には「交感神経(アクセル)」と「副交感神経(ブレーキ)」があります。

日中は交感神経が働き、夜は副交感神経が優位になる。この切り替えがスムーズにできていれば、身体は安定しています。



しかし、更年期にはホルモンバランスの変化が、この切り替え機能(ギアチェンジ)を乱すのです。

例えると、オートマチック車のギアチェンジがうまく行われなくなり、マニュアル車のようになってしまった状態

ずっとオートマを運転していたのに、急にマニュアル車には乗れません。



その結果、突然動悸がしたり、汗が止まらなかったり、眠れなくなったりするのです。





ギアチェンジを調整する脳の司令塔 ― 視床下部と前頭前野

ここで登場するのが、脳の中心部にある視床下部(ししょうかぶ)。視床下部は「ホルモン」と「自律神経」の両方をコントロールしており、いわば身体の司令塔です。



もうひとつ重要なのが、前頭前野(ぜんとうぜんや)。この部分はストレスに対する“冷静な判断”を担っています。しかし、慢性的なストレスや睡眠不足、過労が続くと、前頭前野の働きが低下し、視床下部への指令も乱れます。

つまり、更年期障害が出るかどうかは、「ホルモンの変化」だけでなく「脳のストレス処理能力」にも関係しています。





けんこうカイロプラクティックセンターで整える“脳と身体の通信回路”



骨の歪みやずれを元に戻すことは、カイロプラクティックの目的ではありません



当センターのアクティベータ・メソッドなどのカイロプラクティックアプローチでは、身体のゆがみを整えるだけでなく、脳と身体の神経伝達(通信回路)を最適化することを目的としています。

渋滞解消を目的としています。





特に、首や背骨にある「神経スイッチ」は、視床下部や自律神経と深くつながっています。施術により、神経系がスムーズに働くことで、ホルモンバランスや自律神経の調整力が自然と高まるのです。

お客さまの中には、施術後に「急に汗が引いた」「夜ぐっすり眠れた」と話す方もいます。それは、身体が“ギアチェンジ”を取り戻したサインです。





まとめ

更年期障害は「年齢のせい」ではありません。本質的には、脳と身体のバランスが取れているかどうかの問題です。



ホルモンだけを整えるのではなく、脳のストレス処理能力や神経バランスをサポートすることで、更年期を“穏やかに乗り越える力”を取り戻すことができます。



次回ブログ予告



次回(第3回)は、 「ストレスと更年期障害の関係 〜脳の“誤作動”が身体に与える影響〜」をテーマにブログをお届けします。



今回もブログを読んで下さってありがとうございました。