朝の頭痛は「甘え」じゃない 起立性調節障害と自律神経バランスの本当の話

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です。
起立性調節障害の頭痛は「気合」では治らない
自律神経バランスを“測る”という考え方


会朝になると頭が痛い

立ち上がるとフラフラする

学校に行こうとすると体調が悪くなる

自律神経は「体のオートコントロール装置」


起立性調節障害の方の自律神経バランスを数値で計測した研究があります
2007年、Sato Y. らは、思春期の起立性調節障害の患者さんを対象に、心拍変動(HRV:Heart Rate Variability)を使って、自律神経の働きを詳しく調べました。 研究論文はここでみられます(英語)
けんこうカイロプラクティックセンターでは、自律神経バランス測定ができます
研究で分かった起立性調節障害の特徴
この研究では、起立性調節障害の患者さんに次のような特徴が見られました。 ✅️立ち上がった時の自律神経の切り替えがうまくいかない ✅️心拍や血流の調整が遅れる ✅️日内変動(朝・昼・夜のリズム)が乱れている 特に重要なのは、「体位変化(寝る→立つ)」への反応が弱いという点です。 これは、「朝起きる」「椅子から立つ」という日常の何気ない動作そのものが、体にとって負担になっていることを意味します。 —なぜ起立性調節障害で頭痛が起こるのか?
ここで「頭痛」との関係が見えてきます。立ち上がった瞬間、本来なら脳へ送る血流をサッと増やすという調整が入ります。 しかし起立性調節障害の方では、この調整が遅れたり不十分になります。すると、脳は一時的に「血流が足りない状態」になります。 これを、脳は「危険だ!」と判断し、頭痛・気分不良・だるさという形でサインを出します。 つまり、起立性調節障害の方の頭痛は体を守るための警報とも言えるのです。 —起立性調節障害「怠け」ではなく「調整エラー」
この研究が教えてくれる一番大切なことは、 起立性調節障害の症状は、本人の努力不足ではない、という事実です。
自律神経は整えることができる
自律神経は、壊れているわけではありません。自律神経の働き方のクセが乱れているだけです。自律神経バランス調整に必要な事
✅️睡眠 ✅️水分 ✅️呼吸 ✅️軽い運動刺激 ✅️安心感 ✅️スマホの利用時間の制限

スマホの制限が一番、難しいのではないかと考えます。オーストラリアの様に16歳以下は、SNS禁止にしてもらいたいですが、日本では難しいかな。

SNSを禁止にしなくても、スクリーンタイムの制限は、ぜひ行ってほしいです
けんこうカイロプラクティックセンターが考える起立性調節障害まとめ
✅️起立性調節障害は自律神経の調整エラー ✅️HRV研究により、その乱れは客観的に確認されている ✅️頭痛は“サボり”ではなく体からの警報 ✅️大切なのは、責めることではなく整えること
起立性調節障害の方の自律神経バランス測定できます
けんこうカイロプラクティックセンターでは、起立性調節障害の方の自律神経バランス測定ができます。

















