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「異常なし」と言われたのに、なぜこんなに苦しいのか 〜検査では見えない自律神経の話〜

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「異常なし」と言われたのに、なぜこんなに苦しいのか 〜検査では見えない自律神経の話〜

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎です。


パニック障害と自律神経の関係ブログの、2話目をお届けします





「検査は全部正常でした」


これは、パニック症状で当院に来られる方の
ほぼ全員が口にされる言葉です。


心電図、血液検査、レントゲン、CT、MRI。
必要な検査は一通り受けている。




そして医師からは、
「心臓も肺も脳も異常はありません」
「命に関わる問題はありませんよ」



そう言われた。


それなのに――
・息が苦しい
・胸が締めつけられる
・ドキドキが止まらない
・めまいがする
・また起きるのではないかという恐怖が消えない





本人は、確かにつらい。
このとき、多くの方が
「じゃあ、やっぱり自分の気のせいなのか」
「自分が弱いだけなのか」
と、自分を責め始めてしまいます。



しかし、それは大きな誤解です。

「異常なし」と「問題なし」は同じではない




私はいつも、こう例えて説明します。

これは、 車のエンジンは正常なのに、運転が不安定な状態
と同じです。

エンジンオイルも正常。
部品も壊れていない。
警告ランプも点いていない。


でも、
・アクセルを踏むと急にスピードが出る
・ブレーキが効くときと効かないときがある
・ハンドルが取られる


そんな状態で運転したら、怖いですよね。
パニック症状の方の体も、
これとよく似た状態なのです。

病院の検査が見ているのは「構造」


病院で行われる検査の多くは、
体の「構造」を見る検査です。



・心臓の形に異常はないか
・血管が詰まっていないか
・臓器に炎症や腫瘍はないか


これは、命を守るために
とても大切な検査です。


ですから、
「異常なし」と言われたこと自体は、
本来、安心材料でもあります。


しかし――

ここで見落とされやすい視点があります。




自律神経は「構造」ではなく「働き方」


自律神経は、
血管や臓器そのものではありません。


体をどう動かすかを調整するシステムです。

・心拍数を上げる、下げる
・呼吸を速くする、ゆっくりにする
・血管を収縮させる、拡げる
・筋肉を緊張させる、ゆるめる




つまり、
自律神経の問題は
「壊れているかどうか」ではなく
「うまく切り替わっているかどうか」
なのです。


これは、
スイッチやダイヤルの問題に近い。

だから、 レントゲンにも 血液検査にも CTやMRIにも 写らないのです。




なぜ「突然」起きたように感じるのか


多くの方が言います。
「何の前触れもなく、突然起きた」
「理由が分からない」


しかし、実際には
体はずっと前から準備をしてしまっている
ことがほとんどです。


例えば、こんな状態はありませんでしたか?

・疲れているのに眠れない
・眠っても、すぐ目が覚める
・呼吸が浅い
・肩や首が常にこっている
・胃腸の調子が安定しない
・音や人混みに過敏になる





これらはすべて、
自律神経が緊張モードから戻れなくなっているサインです。


例えるなら、
ずっとエンジンを高回転で回し続けている状態。


ある日、
ちょっとした坂道や信号がきっかけで、
急に不具合が表に出る。


それが、パニック発作という形で現れます。



「心の問題」と言われて余計につらくなる理由

「ストレスですね」
「気持ちの問題かもしれません」



こう言われると、
多くの方はこう感じます。



「ちゃんと説明してもらえなかった」
「分かってもらえなかった」
「また我慢しなきゃいけないのか」


ストレスが関係しているのは事実です。
しかし、
それは精神論の話ではありません。



ストレスとは、
体が緊張し続けた結果、自律神経が疲れてしまうこと。



つまり、
心だけの問題でもなければ、
体だけの問題でもない。



体と心のつなぎ目の問題なのです。



「異常なし」と言われた人ほど、希望がある
ここで、とても大切な話をします。

検査で
「異常なし」
と言われた人ほど、


自律神経を整える余地が、たくさん残っています。


臓器が壊れていない。
構造的な問題がない。



だからこそ、
自律神経バランス測定をしましょう



今まで見えなかった原因がみえてきます




これらを整えていくことで、
体はちゃんと反応してくれます。



壊れた機械を直すのではなく、
ズレた調律を戻すようなイメージです。






次回予告


次回は、
「なぜ真面目で頑張り屋ほどパニックになりやすいのか」
についてお話しします。



弱いからではありません。 むしろ、その逆です。


体が限界まで頑張ってくれた結果、
最後に出したブレーキ。


それが、 パニック発作だったのです。


ぜひ次回のブログもお楽しみに