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うちの子、また車で気持ち悪い…車酔いは三半規管が弱いから?それ、違います

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うちの子、また車で気持ち悪い…車酔いは三半規管が弱いから?それ、違います

こんばんは、けんこうカイロ 岩崎です。







「酔うのは三半規管が弱いから?それ、違います」





なぜ乗り物酔いをするのか?

〜進行方向と逆向きに座ると気持ち悪くなる本当の理由〜



車酔いの原因|結論から言うと

乗り物酔いは「三半規管が弱いから」ではありません。



本当の原因は👉 脳の中で起きる「感覚の食い違い」これを神経学ではとても重要視します。



脳はいつも「答え合わせ」をしている

人の脳は、毎秒ずっと答え合わせをしています。



たとえば…

👀 目からの情報(景色が流れる)





✅️👂 内耳(前庭)からの情報(加速・減速・揺れ)



✅️🧍‍♂️ 首や体からの情報(姿勢・向き)



これらが「同じことを言っているか?」を脳が照合しています。



これはカーナビと実際の道路が一致しているか確認する作業のようなものです。

カーナビは、衛星データや車の速度計などとも連動して、現在地を確認するようです







進行方向と逆向きに座ると何が起きる?

👀目の情報

後ろ向きに座ると、目はこう認識します。

「私は後ろに進んでいる」

👂内耳(三半規管・耳石器)の情報

しかし内耳は、「いや、前に加速している」と伝えます。

この瞬間、脳内で起きていること

🧠「……どっちが正しい?」
✅️目:後ろ
✅️内耳:前に向かっている
✅️首・体:体感的には、わかない


→情報が三者三様



脳はこの状態を「危険」と判断する、ここが重要です。

脳はこの感覚のズレを「毒を盛られたかのような危険信号」に近いと判断することが分かっています。

その結果…
✅️吐き気
✅️冷や汗・顔面蒼白
✅️動悸
✅️強い不安感

が起こります。
つまり👉 吐いて体を守ろうとする防御反応なのです。


なぜ子どもや女性に多いのか?これは「弱いから」ではありません。 理由は3つあります

1️⃣ 前庭系(バランス系)が発達途中
2️⃣ 自律神経の切り替えが繊細
3️⃣ 感覚統合に時間がかかる

例えると、👉 高性能だけど調整がシビアなスポーツカー

ちょっとしたズレでも警告灯が点きやすいのです。

昔は、感受性の強い子供とか表現をされていたのですが、最近では、HSP(繊細さん)などとも言われたりします。ちょっとニュアンスが違いますが、繊細という事です。





乗物酔いの対策

薬だけに頼らず、感覚のズレを減らすことがポイントです。

👉実践的アドバイス



✅️進行方向を向いて座る
✅️遠くの景色を見る(一点凝視)
✅️首・顎関節の緊張を抜く
✅️深い呼吸で迷走神経を刺激する


特に 首と顎関節は前庭系と強く連動します。

けんこうカイロプラクティックセンターでは、頚部と顎関節のカイロプラクティックの施術を行っています。





まとめ

乗り物酔いは、体が弱いからでも、三半規管がダメだからでもありません。「脳が一生懸命、混乱を止めようとしているサイン」なのです。

乗物酔いで悩む方は、ぜひご来院下さい。