最初は期待に胸を膨らませていたが、デンタル・インパクターのスラストは患者の体に変化をもたらすほどの力を生み出せないことがわかった。失望した二人は、他の器具にも次々と手を伸ばしたが、結果はどれも満足のいくものではなかった。
試行錯誤の末、彼らの診療所には使えない器具の「スクラップの山」ができあがった。その中には、患者の一人が冗談半分で提案した「センターポンチ」もあった。この器具は作動するためのばねの力があまりに強すぎて、現実的に使用できるものではなかった。また、かつてLogan大学で基礎科学を教えていたFrederic G. Proeh博士が考案した器具も試されたが、期待には応えられなかった。
次々と失敗を重ねる中で、二人は悔しさと同時に一筋の希望を持ち続けていた。「理想的な器具はまだ見つかっていない。けれど、私たちは諦めない。」その言葉を胸に、彼らは新たな可能性を追求し続けるのだった。この挫折の連続が、後に革新的なアクティベータの誕生へと繋がることを、当時の彼らはまだ知らなかった。