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パフォーマンスが急に伸びた選手の共通点は“顎関節”だった

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パフォーマンスが急に伸びた選手の共通点は“顎関節”だった

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です





🌿乗馬選手Dさんから学んだ “バランスの秘密”



けんこうカイロプラクティックセンターには、乗馬競技に打ち込むDさんが来院されています。Dさん、いつもご来院ありがとうございます。

施術の合間にDさんからとても興味深いお話を伺いました。そのお話は、乗馬という競技の本質を教えてくれるだけでなく、体操・スキー・スケート・カーリング・バレエ・ダンスなど「バランスが命」のスポーツにも深く関係する内容でした。



🐎 乗馬との出会いは、オーストラリアの離島

Dさんは、オーストラリア留学中に離島で乗馬を経験。波打ち際を馬と並んで走る景色は、まるで映画のワンシーンのようだったそうです。



ただ、競技としての乗馬は、観光乗馬とはまったく別世界。数年前で華原朋美さんTV番組で乗馬しているシーンをみて「乗馬は体の緻密なコントロールが重要なんだ」と強く感じました。



バランスの4つの柱

乗馬は、身体のどこか1つがズレると、馬への指示が遅れたり誤ったりしてしまう、とても繊細な競技なようです。まるで、一本橋を歩くときに“少しだけ風が吹いただけでふらつく”ように、わずかな偏りが結果に影響します。



体操競技の平均台なども、ミリ単位のバランスが必要だと思います





バランスを司る4つの要素は次の通りです。

✅️視覚
✅️三半規管(平衡感覚)
✅️筋肉の働き
✅️小脳(運動の微調整)


これらが調和してはじめて、人は安定して真っすぐに立ったり、動けるようになります。

そして私は、「この4つを支える土台に“顎関節(噛み合わせ)”が関わっている」と考えています。



ドイツの選手は“噛み合わせ”を整えて試合に挑む

Dさんの情報によると、乗馬強国ドイツでは、噛み合わせのチェックとマウスピース装着は当たり前とのこと。



噛み合わせが整うと頭の位置が安定し、軸がブレにくくなります。これは体操・バレエ・スキー・新体操など、あらゆる“軸が命の競技”にも共通しています。

昭和大学歯科病院だより ー昭和大学歯科病院の理念ー 患者本位の医療 先進医療の推進 良き歯科医師の育成 2015.12月号 より
寒冷環境下でスキー・スノーボードなどを行うと、知らず知らずのうちに「歯を食いしばる」ケースが多く、それが顎関節に大きな負荷を与えやすい。

特に滑走中の緊張感、冷え、バランスをとるための全身の筋緊張などが背景となるようです。




ちょうど、「カメラの三脚のバランスが悪いだけで、写真がブレる」そんなイメージに近いのです。

頭という“最上部”が安定しなければ、全身のバランスは崩れます。



Dさんの課題:“静止”ではなく“動いている時の重心”

Dさんは、ドイツのトレーナーから「左に重心が傾く」と指摘されてきたそうです。



しかし私が注目したのは、立っているときの重心ではなく、“動作中の重心”。

実は私は、陸上選手たちと“動作時の重心をチェックする検査法”を独自に開発しています。



Dさんの動作を解析した結果、重心が左へ流れる原因は、顎関節の偏りに深く関わっていることがわかりました。

顎関節は、全身のバランスの“要(かなめ)”。



「家の土台が少し傾くと、ドアや窓が微妙に歪む」という状態です。ここを整えることで、身体全体の協調性が劇的に改善していきます。



体操・バレエ・スキーにも応用できるメッセージ

今回のDさんの例は、乗馬に限らず、バランスを競技力の根幹に持つスポーツすべてに共通しています。

✅️体操 → 体幹・回転軸の安定
✅️バレエ → 頭の位置が安定するとターンが止まる
✅️スキー → 斜面変化に対して軸がぶれない
✅️新体操 → 手足の操作が繊細に整う
✅️サッカー → 着地の安定、姿勢のブレが減る
どの競技でも、“顎関節=頭の位置の安定”はパフォーマンスを支える隠れた鍵です。



最後に

Dさんからいただいた情報は、「顎関節のケアが競技力にどう影響するか」を改めて示してくれる貴重な気づきでした。

けんこうカイロプラクティックセンターでは、自律神経 × 顎関節 × バランス × 動作時重心という4つの視点から、選手の身体を総合的に整えています。

これからもDさんの活躍を応援しつつ、体操・スキー・バレエ・サッカーなど、バランスを必要とするすべての競技に向けて、身体の可能性を最大限に引き出すサポートを続けていきます。

ご来院お待ちしています。