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女子高校生バスケ部Mさんの挑戦:両足の痛みを克服しコートに復帰するまでの道のり

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女子高校生バスケ部Mさんの挑戦:両足の痛みを克服しコートに復帰するまでの道のり

高校1年生バスケットボール部Mさんのケース

昨日、当院に来院された高校1年生のMさんは、両下肢と膝の痛みを訴えていました。彼女はバスケットボール部に所属しており、日々の練習が身体に大きな負担をかけているようです。






痛みの経緯

2024年6月に整形外科を受診

整形外科病院を受診し、両下肢の張りを相談しました。レントゲン検査では「異常なし」と診断され、部活動を3日ほど休むと一時的に症状が改善したそうです。







しかし、7月11日ごろから足の張りが再発し、さらに膝にも痛みが現れるようになりました。特に足全体に強い張りを感じているとのことでした。

痛みがあるからレントゲン検査を行う、これは一般的です。

レントゲンで異常なければ、何が原因なの?と考えなくてなりません。

骨じゃなければ、靭帯、筋肉、軟骨、皮膚?

なぜ3日間安静で治るのか?

しっかりと説明を行わないとMさんは不安に思います。


なぜ1ヶ月後に再発したのか?











私は、まず触診します。痛みの部位に手を当ててみます。



Mさんの下肢を診察する際、触診を通じて得られる情報は非常に貴重です。触診では、以下のような身体の細かな変化を感じ取ることができます

✅️ 温かみ:血流が十分かどうかを把握できます。

✅️ 冷たさ:循環が悪い部分を特定できます。

✅️ 張り:筋肉の緊張や疲労度を感じ取れます。

✅️ 太さ・細さ:筋肉や組織のバランスを見るポイントになります。

✅️ くすぐったさ:神経の敏感さを確認できます。

触診は、患者さんの体から直接情報を得られる大切な手段です。Mさんのように筋肉の張りや神経の流れの異常を見つけるためには、ただ見るだけではなく「実際に触れる」ことで、初めて分かることがたくさんあります。


Mさんの下肢を触診してみると
張りがあるというより
本当にパンパンに張っている むくみがあるというよりも、筋肉の緊張がMAXをいった感じ。



Mさん、辛かったね









なぜこんなにも下肢が張っているのか?



バスケットボールの練習?が原因?









下肢の血液循環が悪い 触診をしてみると 上肢も同じ 肩関節の動きも悪い



問診、自律神経バランス測定と触診の結果

Mさんの下肢を触診したところ、「張り」というよりも、筋肉がパンパンに緊張している状態でした。むくみではなく、筋肉自体が極度に硬直していることがわかりました。さらに、肩関節の動きにも制限が見られ、全身的に筋肉の緊張が強い状態でした。

✅️ 骨の異常 ✅️ 骨の並びの異常(カイロプラクティックでは、サブラクセーションといいます。 ✅️ 筋肉や靱帯の損傷 幸い、Mさんのレントゲン検査では骨に異常が見られませんでした。しかし、私は見落とされがちな「血流」や「神経の流れ」のチェックが重要であると考えています。特に特に神経系は、身体全体をコントロールしています。

ここで大切になるのが自律神経バランス測定です。

Mさんの自律神経バランス測定結果(左脳)









矢印の場所が気になった場所です。かなり自律神経が過剰に働いているのがわかりました



Mさんの自律神経バランス測定結果(右脳)









右脳は左脳と違って、副交感神経が優位な状態で、右脳と左脳ケンカしている状態。例えると夫婦喧嘩のようなもの













神経学での自律神経支配の理解

1.右脳が右半身を支配

✅️ 機能神経学の考え方では、右脳は**右半身の自律神経(交感神経・副交感神経)**の調整に特に強い影響を持つとされています。

✅️ これは、右脳が右半身の血流調整、筋緊張、発汗、内臓機能に関連する神経活動を直接的に調整する能力があるという仮説に基づいています。


2.左脳が左半身を支配

✅️ 同様に、左脳は左半身の自律神経活動に関与するとされます。たとえば、左脳が活性化されると、左半身で副交感神経系が優位になりやすい、またはリラックス状態が作られるといった観点があります。









解剖学との違い

解剖学的には、自律神経の中枢は脳幹(延髄、橋、中脳)や脊髄にあり、左右の交差支配が一般的です。しかし、私が学んだ神経学では以下の点に注目します

1.左右脳と自律神経の直結性

神経学では、脳の右半球と左半球が、それぞれ同側の自律神経機能に影響を与えるという理論を採用しています。たとえば、右脳の過剰な活動が右半身の交感神経優位を引き起こすと考えられます。

2.局所的な自律神経反応



脳が自律神経に与える影響は、左右の神経活動によって同側の身体に局所的な変化(血流、発汗、筋緊張など)をもたらすとされます。









自律神経系の基本的な役割

自律神経系は、交感神経系と副交感神経系の2つからなり、全身の器官や臓器の働きを調整しています。 ✅️ 交感神経系: 身体を活動状態にする(「闘争か逃走」反応)。心拍数の増加、血圧上昇、血流の筋肉への集中など。

✅️ 副交感神経系: 身体を休息・回復状態にする(「休息と消化」反応)。心拍数の減少、消化活動の促進、血流の内臓への集中など。







神経の局所的な影響

1.交感神経系の不均衡が、下肢特有の症状(張り、痛み)を引き起こす可能性。

2.自律神経系が調整不全に陥ると、筋肉と神経の連携が乱れる。



Mさんの症状と施術アプローチ

1.アクティベータ・メソッドによる自律神経バランスの調整



✅️ 右脳と左脳のバランス評価:

✅️ 右脳の交感神経優位であれば、リラックス刺激を右脳に与える。

✅️ 左脳の副交感神経活動を促進する施術を取り入れる。

✅️ アクティベータ・メソッドを用いて、神経関節機能バランス(サブラクセーション)の改善を図る。









2.筋肉のリラクゼーション



✅️ 血流改善を目的に、軽度のストレッチやマッサージを併用。

✅️ 副交感神経を活性化する深呼吸法やリラックス刺激を導入。



3.血流改善のサポート



✅️ 局所的な血流改善を図るため、脚の適切な位置に軽い圧力をかける。

✅️ 温熱療法を併用することで、血管拡張と筋緊張の緩和を促進。

4.ストレスへの配慮



✅️ 名門校での学業ストレスも考慮し、心身のリラックスを意識したケア。

✅️ 自律神経系の調整とともに、心理的なアプローチも視野に入れる。





施術を受けているMさんからの感想









自分の体には かなり疲れがたまっていたことが分かりました。

神経が関係しているということなどたくさん知ることができました。

早く体をいい状態に戻して、楽(らく)に楽しく部活ができるようにしたいです。



Mさんの痛みをとることが私の使命ではない

けんこうカイロプラクティックセンターの使命、私の使命は、Mさんが痛みから解放されて、バスケットボールを楽しんでもらうことです。







Mさん、バスケットボール、楽しんで下さい。