頭痛の施術の新視点:痛みの赤信号・黄信号とは?
こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です。
今回のブログは、頭痛と顎関節の関係にすいて書きます。
このブログは、旧ホームページでアクセスが多かったブログをピックアップして加筆修正しています。
頭痛と顎関節 ― Aさんの症例から
昨日、初めて来院された40代男性のAさん。訴えは「毎朝の頭痛」と「肩こり」でした。実はAさん、15年ほど前から「けんこうカイロプラクティックセンター」の存在を知っていたそうです。しかし長い間、来院をためらっていたと伺い、私自身も「もっと早く来てもらえたらよかった」と反省させられました。ここに文字か画像
頭痛には様々な種類があります。
代表的なものだけでも、
✅️偏頭痛
✅️群発頭痛
✅️筋緊張性頭痛
✅️薬物乱用性頭
✅️新規発症持続性連日性頭痛
などがあります。さらに今の時期は季節の変わり目で風邪をひき、風邪にかかっても頭痛は出やすく、頭痛の原因を一つに決めつけることはできません。
自律神経と脳機能の検査
Aさんに自律神経バランスの検査を行ったところ、右脳と左脳の機能差が顕著に表れていました。さらに脳機能検査を加えると、右脳の機能低下が疑われました。では、なぜ右脳に機能低下が起こっているのか。ここから原因を探ることになります。顎関節と筋肉の緊張
身体を触診し、アクティベータ・メソッドで検査をすると、左の顎関節に問題があることがわかりました。顎関節は多くの筋肉によって動かされていますが、夜中に歯ぎしりや噛みしめをすると筋肉が緊張します。Aさんは側頭筋の緊張が非常に強く、トリガーポイントも確認できました。頭痛の原因は、この顎関節の問題に関連している可能性が高いと考えられます。初回施術の結果
全身をケアすると、来院時には「5/5」と表現していた頭痛の強さが「2/5」まで減少しました。翌朝の感想を伺うと、「頭痛は1/5くらいに軽くなり、久しぶりにめまいも無かった」とのこと。一度の施術でこれほど改善が見られたのは、とても喜ばしいことでした。 しかしここで安心しきってはいけません。痛みが減っても「痛みの種」は残っているのです。神経の働きには信号の色に例えられるような状態があります。正常な青信号、痛みを出す赤信号、そして痛みまでは出ていないけれど緊張感がある黄信号です。アクティベータ・メソッドでは、この「黄信号」を見つけ出し、将来痛みに変わる前に整えていきます。ここに文字か画像
継続ケアの重要性
Aさんの体を再び検査すると、いくつかの黄信号が確認できました。それを施術し、自律神経バランスの左右差もほとんど解消。痛みの背景には必ず「パターン」があり、そこを見極めてケアすることが再発予防につながります。けんこうカイロプラクティックセンターでは、ただ「痛みがあるから施術する」のではなく、将来の痛みの種を取り除くことを大切にしています。まとめ
Aさんは長年続いた朝の頭痛で来院されました。検査と施術の結果、顎関節や側頭筋の緊張が関与していることがわかり、初回のケアで痛みは大幅に軽減しました。しかし本当の意味で大切なのは、「痛みが無い状態」を維持すること。そのためには赤信号・黄信号の段階で調整し、体のパターンを変えていくことが必要です。 Aさん、頭痛が軽くなって本当によかったですね。これからも一緒に「痛みの種」を取り除き、健康な毎日を作っていきましょう。頭痛で悩んでいる方がいましたら是非、ご来院下さい。