「検査は正常。でも突然おしっこが出ない…その原因、自律神経かもしれません。」

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です。

今日のブログテーマは、 「検査は正常。でも突然おしっこが出ない…その原因、自律神経かもしれません。」です。
病院で異常なし…それでも突然おしっこが出なくなった60代女性【自律神経との関係を考える】
「異常なし」と言われたのに、おしっこが出ない… 「えっ?病院の検査では異常がないのに、おしっこが出なくなることがあるの?」 そう思われる方も多いのではないでしょうか。 実際、泌尿器科で詳しく検査を受けても、明らかな異常が見つからないにもかかわらず、「尿が出にくい」「残尿感がある」「頻尿が続く」「突然おしっこが出なくなった」といった症状で悩まれている方は少なくありません。 今回は、そのような症例の一つをご紹介します。 なお、この症例だけですべての排尿障害を説明できるわけではありません。しかし、同じような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
症例紹介
今回ご紹介するのは60代の女性です。 約2年前から不眠が続いていました。 眠りが浅く、熟睡できない日が続き、日中も疲れが取れない状態だったそうです。 そんなある日、突然、おしっこがほとんど出なくなりました。 すぐに泌尿器科を受診し、 * 血液検査 * 尿検査 * 超音波検査 * 画像検査 などを受けましたが、大きな異常は認められませんでした。 病院では排尿を助ける薬が処方されましたが、服用すると体調が悪くなることがあり服用中止となりました。 現在は別の薬を処方されています。 その後、当院でTAS9VIEWによる自律神経バランス測定を行ったところ、交感神経が優位な状態を示していました。 ⸻膀胱はどのように尿をためているのでしょうか?
膀胱は「風船」のような臓器です。 腎臓で作られた尿は、少しずつ膀胱にたまります。 そして十分にたまると、「そろそろトイレへ行こう」という信号が脳へ送られます。 蛇口に例えると、 膀胱は水風船、 尿道は蛇口です。 水をためる時は蛇口を閉め、 出す時は蛇口を開けます。 私たちは意識しなくても、この切り替えを自動的に行っています。
【現在の医学でわかっていること】
この切り替えを行っているのが自律神経です。交感神経
尿をためる方向へ働きます。 * 膀胱をゆるめる * 尿道を締める副交感神経
尿を出す方向へ働きます。 * 膀胱を収縮させる * 尿道をゆるめる 通常は、この2つが絶妙なバランスで切り替わっています。
【今回の症例から考えられること】
もし交感神経が長時間優位な状態になると、 身体は「尿をためるモード」が続きやすくなる可能性があります。 もちろん、それだけで排尿障害が起こるとは言えません。 しかし、自律神経のバランスも、一つの要素として考慮する価値があるかもしれません。
不眠と自律神経の関係
【現在の医学でわかっていること】 長期間の不眠やストレスでは、交感神経が高ぶりやすくなることが知られています。 交感神経は、 いわば「アクセル」です。 一方、副交感神経は 「ブレーキ」です。 アクセルを踏み続ければ、 車は休めません。 人の身体も同じように、 眠れない状態が続くことで、自律神経のバランスが乱れる可能性があります。
【今回の症例から考えられること】
今回の患者さんは2年間の不眠が続いていました。 TAS9VIEWでも交感神経優位という結果が得られました。 この結果だけで排尿障害の原因とは断定できません。 しかし、 睡眠、自律神経、排尿という3つが関連していた可能性について考えるきっかけにはなりました。
今回の症例から考えたこと
【現在の医学でわかっていること】
排尿障害の原因は数多くあります。 例えば、 * 前立腺疾患(男性) * 神経疾患 * 糖尿病 * 薬剤 * 感染症 * 骨盤内疾患 などです。 まずは病院で詳しく調べることが最も重要です。 ⸻【今回の症例から考えられること】
今回のお客さまのケースでは、 病院で大きな異常は認められませんでした。 さらに、自律神経バランス測定では交感神経優位でした。

けんこうカイロプラクティックセンターの考え方
当センターでは、 「骨だけ」 「筋肉だけ」 を見ることはありません。 身体は、 * 神経 * 筋肉 * 感覚 * 睡眠 * ストレス * 生活習慣 などが互いに影響し合っています。 そのため、 一人ひとりの生活背景や神経機能も含めて評価することを大切にしています。 TAS9VIEWも、そのための参考情報の一つとして活用しています。
まとめ
「病院の検査で異常なし」 この言葉は、 「命に関わる病気は見つからなかった」 という意味であり、「構造的な異常がない」ということでもあります。 必ずしも 「身体には何も起こっていない」 という意味ではありません。 現在の医学でも、病院で明らかな異常が見つからない排尿障害のすべての原因が解明されているわけではありません。 今回の症例では、自律神経機能との関連も考えられた一例でした。 私は中学生の頃、自分自身の腰痛に悩みました。 レントゲンでは「第6腰椎が原因」と説明されましたが、「痛い日と痛くない日があるのはなぜだろう」という疑問が消えることはありませんでした。 その経験があったからこそ、「異常なし」という言葉だけで終わらせるのではなく、その方の身体全体を丁寧に評価し、本当の意味で納得できる説明をしたいと考えるようになりました。 もし病院で「異常なし」と言われても症状が続き、不安を感じている方がいらっしゃいましたら、一人で抱え込まず、身体全体を見直すという視点も選択肢の一つになるかもしれません。

















