なぜ更年期障害になる人とならない人がいるのか 〜カイロプラクティックと神経学の視点から〜

この差は、何が原因になっているのか、カイロプラクターになってからもずっと追い求めています。

更年期障害は、ホルモンの変化だけが原因ではない



野球の監督みたいな人をイメージするとよいでしょう。

更年期障害に“なりやすい人”の特徴とは?
更年期障害になりやすい人の多くは、長年にわたり「交感神経優位」の状態が続いてる可能性が高い。仕事・家事・子育て・介護…いつも気を張り、脳が“戦闘モード”のまま休めていない。 その結果、ホルモンの変動という変化に対して、身体が柔軟に対応できなくなります。 車でたとえると、アクセル(交感神経)を踏みっぱなしで走っているようなものです。ブレーキ(副交感神経)が効きにくくなると、睡眠・体温調整・消化・免疫など、あらゆる機能が乱れ始めます。 一方で、更年期でも穏やかに過ごせる人は、日常の中で自然に「ブレーキとアクセルの切り替え」ができている人です。この“切り替え力”こそが、自律神経の柔軟性=神経の可塑性(Neuroplasticity)なのです。
カイロプラクティックの「イネイト・インテリジェンス」とは?
カイロプラクティックには創始者D.D.パーマーの時代から伝わる大切な概念があります。 それが、「イネイト・インテリジェンス(Innate Intelligence)」=『生命の内なる知性』です。

この考え方では、私たちの身体は本来、自らを治そうとする力を持っていると考えます。 ケガをしたときに自然と傷が治るように、体の中には常にバランスを保とうとする働きが存在しています。 しかし、その「内なる知性」が正しく働くためには、脳と身体をつなぐ神経の流れがスムーズでなければなりません。
ストレスや姿勢の崩れ、外傷などによって神経伝達が妨げられると、このイネイト・インテリジェンスの働きが弱まり、結果としてホルモンバランスや自律神経の乱れが起こりやすくなります。 つまり、更年期障害は「身体の自然な知性がうまく発揮されていない状態」とも言えるのです。
アクティベータ・メソッドは、この神経伝達の滞りをやさしく調整し、イネイト・インテリジェンスを再び活性化させるアプローチです。 それにより、脳・神経・ホルモン・身体のリズムが自然と整っていくのです。

カイロプラクティック神経学で考える「脳の偏り」
カイロプラクティック神経学では、更年期障害の背景に「脳の左右バランスの偏り」も注目しています。たとえば、右脳の活動が過剰だと、不安や情緒不安定が起こりやすくなり、左脳の働きが弱いと意欲低下や抑うつ傾向が出やすくなります。このような脳の偏り(hemisphericity)が、自律神経やホルモン系の不調をさらに悪化させてしまうのです。 アクティベータ・メソッドによる神経刺激や、バランス運動、呼吸エクササイズなどで脳の働きを整えると、ホルモン治療に頼らずとも体調が安定していく方が多いのはこのためです。「脳に安心を思い出させる」ことが回復の鍵
更年期障害の回復は、“足りないものを補う”というより、「脳に安心を思い出させる」ことから始まります。
病院では、ホルモン補充療法などがありますが、カイロプラクティックでは、もちろん薬は処方できませんから。違う考えで施術をします。




まとめ
更年期障害になるかどうかは「ホルモン量」よりも「脳と神経の適応力」に左右されます。ストレスを溜めやすい現代では、多くの人が“脳の過緊張”状態にあります。だからこそ、カイロプラクティックによる神経バランスの調整は、薬に頼らない自然な回復力を引き出す大きな助けになるのです。 「身体を整えることは、脳を整えること」この視点が、更年期を“第二のスタートライン”として歩むためのカギになります。
ホルモン補充療法+何か自分ができることを考えていたらぜひけんこうカイロプラクティックセンターにご来院下さい。

ご予約は、割引クーポンが利用できるLINEが便利です。

















