30代女性の朝起き抜けの足裏の痛み|足底腱膜炎だった
こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター 岩崎久弥(いわざきひさや)です。
今日のブログテーマは、「30代女性の朝起き抜けの足裏の痛み|足底腱膜炎?」
ここ数週間、足の裏の痛みを訴えて来院されるお客さまがめちゃんこ多い
その理由は、夏のサンダルかもしれません
夏のサンダルは、クッション性がなく、足底を酷使することが原因かも
冬は、靴下をはいたり、靴底がある靴を履くので、足底には優しいのではないかな
足底腱膜炎で悩んでいる方の来院パターン
足底腱膜炎と整形外科で診断を受けてくるお客さまが、80%
残りの20%のお客さまは、ここ数ヶ月、足の裏が痛くて困っているということで、インターネット検索で、けんこうカイロプラクティックセンターのホームページを見つけてくれて、「足底腱膜炎かも?」と思われての来院です。
足底腱膜炎(そくていけんまくえん)・足底筋膜炎(そくていきんまくえん)の痛みの経緯とチェックポイント
2ヶ月前から左踵の痛みがあった
足底腱膜炎(そくていけんまくえん)・足底筋膜炎(そくていきんまくえん)かもしれないと思ったら
あなたは何個当てはまりますか?
- 朝の歩き始めが痛い
- 日中は痛みを忘れている
- かかとを触ると痛みがある
- 立ち仕事をしている
- クロックスのような幅広サンダルを履いている
3つ以上当てはまる人は、足底腱膜炎の疑いがあります。
足底腱膜炎(そくていけんまくえん)・足底筋膜炎(そくていきんまくえん)の原因
足の裏には、足底筋膜と呼ばれる、膜のように薄く幅広い腱が、かかとの骨から足指の付け根まで張っている。
足の甲の骨は、弓状(アーチ)になって体重を支えているが、アーチを弓の弦のようにピンと張って支えているのが、足底筋膜である。
丈夫な足底筋膜も、歩行やランニング、ジャンプで使いすぎたり四十歳代以降になると、古いゴム管のようにひびが入り、炎症を起こす。それが痛みの原因となる。
長引くと、足底筋膜の付け根にあるかかとの骨が、とげのように大きくなり、痛みが増すこともある。
ランニングなどの過使用による緊張以外には、へん平足、老化によるアーチの低下なども原因となる。
長距離走をはじめとしたスポーツのほか、長時間の立ち仕事をする人も発症することがある。厚底靴の使用でも生じる場合があると報道された。
予防には、必要以上に足底筋膜に負担をかけないように、クッション性が高い靴底で、かかとがしっかりしていて、足にフィットする靴を選ぶ。
私は、綱の付着部が引っ張られすぎて、炎症が起きてしまうのが、足底腱膜炎び原因と考え、その他にも原因があると考えています。足関節の固さ、ふくらはぎの硬さ、ハムストリングの固さです。
その足関節の固さ、ふくらはぎの硬さ、ハムストリングの固さの原因になっているのは、身体の左右バランス・前後バランスの不均衡、なので、痛みの部位のみの治療だけではなかなかよくなりません。
けんこうカイロプラクティックセンターでは、身体の左右バランス・前後バランスの不均等を調えることで、足底腱膜炎のケアをしました。
今日の患者さんのYさんも、アクティベータ・メソッドでの施術後には、痛みがほとんど無くなっていました。
参考HP:140815より
参考研究論文
足底腱膜張力モデルを用いた扁平足に生じる 足底腱膜炎の発症メカニズムの解明
本研究は正常足と扁平足の足部アライメントの違いがランニング中の足底腱膜張力に与える影響を検証することを目的とした.対象は健常成人男性の正常足13名,扁平足13名とした.正常足と扁平足の分類にはfoot posture indexを用いた.課題動作はランニングとし,ランニングスピードは自由速度とした.足底腱膜張力モデルを用いて反射マーカー位置と床反力から足底腱膜張力を算出した.結果として,ランニングスピードは正常足と扁平足間で有意な差を示さなかった (p = 0.63).さらに,ランニング中の足底腱膜張力のピーク値に関しても,正常足 (25.5±5.3N/kg) と扁平足 (27.1±5.9N/kg) 間で有意差を示さなかった (p = 0.40).本研究より,扁平足は足底腱膜張力が増加し,足底腱膜炎の危険因子であることが考えられているが,扁平足では足底腱膜張力の増加は認められないことが示された.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/descente/41/0/41_305/_article/-char/ja/
あなたは何個当てはまりますか?
- 朝の歩き始めが痛い
- 日中は痛みを忘れている
- かかとを触ると痛みがある
- 立ち仕事をしている
- クロックスのような幅広サンダルを履いている
3つ以上当てはまる人は、足底腱膜炎の疑いがあります。
足の裏には、足底筋膜と呼ばれる、膜のように薄く幅広い腱が、かかとの骨から足指の付け根まで張っている。 足の甲の骨は、弓状(アーチ)になって体重を支えているが、アーチを弓の弦のようにピンと張って支えているのが、足底筋膜である。 丈夫な足底筋膜も、歩行やランニング、ジャンプで使いすぎたり四十歳代以降になると、古いゴム管のようにひびが入り、炎症を起こす。それが痛みの原因となる。 長引くと、足底筋膜の付け根にあるかかとの骨が、とげのように大きくなり、痛みが増すこともある。 ランニングなどの過使用による緊張以外には、へん平足、老化によるアーチの低下なども原因となる。
長距離走をはじめとしたスポーツのほか、長時間の立ち仕事をする人も発症することがある。厚底靴の使用でも生じる場合があると報道された。 予防には、必要以上に足底筋膜に負担をかけないように、クッション性が高い靴底で、かかとがしっかりしていて、足にフィットする靴を選ぶ。今日の患者さんのYさんも、アクティベータ・メソッドでの施術後には、痛みがほとんど無くなっていました。
足底腱膜張力モデルを用いた扁平足に生じる 足底腱膜炎の発症メカニズムの解明
本研究は正常足と扁平足の足部アライメントの違いがランニング中の足底腱膜張力に与える影響を検証することを目的とした.対象は健常成人男性の正常足13名,扁平足13名とした.正常足と扁平足の分類にはfoot posture indexを用いた.課題動作はランニングとし,ランニングスピードは自由速度とした.足底腱膜張力モデルを用いて反射マーカー位置と床反力から足底腱膜張力を算出した.結果として,ランニングスピードは正常足と扁平足間で有意な差を示さなかった (p = 0.63).さらに,ランニング中の足底腱膜張力のピーク値に関しても,正常足 (25.5±5.3N/kg) と扁平足 (27.1±5.9N/kg) 間で有意差を示さなかった (p = 0.40).本研究より,扁平足は足底腱膜張力が増加し,足底腱膜炎の危険因子であることが考えられているが,扁平足では足底腱膜張力の増加は認められないことが示された.