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女子高校生アスリートの過呼吸・パニック障害・パニック発作

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女子高校生アスリートの過呼吸・パニック障害・パニック発作

こんにちは、けんこうカイロプラクティックセンター イワザキ ヒサヤです。





今日は、パニック障害についてのブログを書いていきます。





女子高校生アスリートの過呼吸・パニック障害・パニック発作





今日の症例は、女子高校生アスリートの症状です。主訴は、過呼吸とパニック障害・パニック発作





まずはパニック障害とは、どんな症状かを整理。



パニック障害の疫学的特徴

・一般人口のおよそ1~3%と,高い有病率を持つ

・女性が男性のおよそ2倍多い

・典型的には青年期,に突然あらわれてくる





パニック障害の典型的な症状
1.発作
突然,動悸がしてきて強い不安に襲われ、救急病院で診察,検査を受けても異常はないといわれた。

2.予期不安
しかし,繰り返しこの発作にみまわれ,また起こるのではないかといつも不安になった。

3.回避行動
電車やバスに乗るのが怖くなって,外出することが難しくなり

4.機能障害
職場を休職している









Aさんのパニック障害・パニック発作の経緯



私が作った魔法の問診表に書いて下さったAさんのパニック障害の症状の経緯を整理します

2021年8月下旬



深く息が出来ない



2021年9月4日



練習試合中に初めて発作がでました。



休日だったため、救急病院で吸入薬の処置され、喘息の重篤化ではないかと診断される。



パニック障害が原因が吸入










2021年9月5日



かかりつの病院を受診。喘息の治療を開始。気管支拡張剤を毎日使う。





学校で発作がではじめ、部活動前になると発作が出る。

一日中発作が続く毎日。発作のタイミングがわからず、体調をみながら部活に参加



2021年11月下旬

気管支拡張剤を使ってみても発作が治まらないため、喘息発作ではないのではと考え心療内科受診

パニック障害です。



部活動と距離を置く、医師に、部活を辞めることを勧められる。



部活を止めた方が良いでしょう。





私は部活を続けたい。



本人は部活動を継続したいと希望

抗不安薬の服用開始して、喘息治療は止める。



2022年2月上旬

発作が治まらないため抗うつ薬の服用開始



2022年3月下旬



発作は続いていたが部活動の遠征に参加できるようになる。







2022年4月5日

練習中にあった出来事が原因なのか、発作の症状がいきなり変わって過呼吸がでるようになる。

2022年4月中旬



過呼吸発作がでたのは状態が悪くなっている。



抗うつ薬増量





2022年5月中旬



過呼吸が治まらないため、抗不安薬を1種類追加される







2022年5月下旬

過呼吸の発作のため、学校も休みがちとなり、部活動もできていない。暑くなったり寒くなったり、からだの体温調節の敏感さが気になるようになる。





この経緯を読んで、あなたはどう考えましたか?



原因は何?原因は、2021年8月下旬より前にあると考えます。。



私は、丁寧に聞き取りをします。



Aさんの顔の表情・目の動き・口調・態度・しぐさなどに丁寧に分析し、すべてを参考にして、Aさんが何を考えているのか、しっかりと理解しないといけないと考えて問診を行います。



このような原因がわからないケースでは、人間関係が関連していることが多く今回も部活・学校での人間関係があやしい。



高校生、いろんな方が来院されますが、一番多感に時期。質問にも気を付けないといけません。。



特にAさんは将来を有望視される選手。このような症状で才能を埋もれさせてはいけない。



問診をすすめていく上で、浮かび上がってきたことは『監督との関係』。



すでに風化してしまっている、日大アメフト部の監督・コーチと選手との関係性のようなものがが浮かび上がってきました。



監督の言いたいことを忖度して、自分が嫌なことでもやらないといけないと思ってしまう。









部活練習中、一度声を出していなかったことがあってから練習に参加できなくなりました。



え・・・・たった一度だけで



練習ではなくて草取りを命じられました。







Aさんは、草取りを命じられてから数週間!!!!ずっと草取り

これは教育なんかじゃない!!!!!恐怖による部活の統治・・・・・監督のパワーハラスメント





監督・コーチが権力をもち、気に入った部員だけ可愛がる。部員は、監督・コーチに気に入られないと試合に出してもらえない、練習に参加できないから、いつでも監督・コーチの目が気になる。



気に入るようなプレーをして、純粋にスポーツを楽しめない。



Aさん、1週間ぐらいならがまんできていたかもしれないが、実はAさん、県内でも屈指のアスリートです。





監督の威厳を保つために、有力な生徒でも些細な事を責め立てて、恐怖支配





Aさんの自律神経バランスを計測するとやはり、交感神経優位な状態







心療内科にまで通院しなくてはならなくなるほどの心の傷(トラウマ)を負っているAさんへの施術は慎重にすすめます。/p>





施術後のAさんの様子



ほっとしたようなお顔でした。Aさんは、何も悪くないと私は考えていると伝えて、これからの施術プランをお伝えしまた。

Aさんのパニック発作、きっと良くなってくれると信じて施術をしていきます。

Aさん、Aさんのお父さま・お母さま ありがとうございました。